Call me by your nameを見た。

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ざっくり言うとLGBTQものなんだけど、そんなの関係ないただの不器用な恋愛映画だ。歳の差もあって所謂"一夏の恋"ものなのだが、なんだか最初から心引き摺り下ろされる。ネタバレになるから言葉をすごくすごく選びすぎて全然伝わらないかもしれないが、最初からなんか色々わかっちゃう。雰囲気とかで。その予想をまるで確かめるかのようにシトシト見進めていくのだ。時代設定がちょっと昔で、同性愛に今程理解があるわけじゃないから2人の逢瀬は秘密で。川のそばとか、家の屋根裏とか。ザ・逢瀬って感じがたまらん。もう絶対現代では成り立たない奇跡の逢引シーンなんだろうなって感慨深く見入ってしまう。

また、主人公が楽譜を起こしているシーンとか、自分の気持ちをメモとかノートにしたためてるとことかもう大好き。私も感情が爆発して持て余す時とか、上手くいかない時とかノートにがりがり書くから「わかるわぁ」ってなる。ジョブスもきっとまだ少年か赤ちゃんの時代だから、基本娯楽が読者・川で泳ぐだから本を読んでるシーンをよく見かけた。なんかそれも良い。外で本を読むってかなり憧れるし、最近読書量激落ちの私へのさらなる戒め感満載で、映画見終わったあと昼寝せず本読んだしでもう影響受けまくり。

主人公の親がね、もうこれまた良いの。主人公との距離感とか言葉の伝え方とか。年齢とその状況に合った言葉と温度感で子を包んでいて「すげー」ってなる。なんかさ、人を受け入れるって難しい話だなって痛感する日々を送っていて無駄に頭を抱えていたけど、複雑に考える必要もなくただ何も言わず話を聞くだとか、そばにいるってことで良いんだな。人の頭は賢すぎて簡単なことを難しくしてしまう。言葉を必要としない瞬間なんていくらでもあるし、それはフィクションの中だけでなく、現実も然りだ。もっと自分の存在力を信じても良いのかもっとか思わされた。

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同性愛ものだし、私に関係ないかなって思ってたけど。全然。関係ありまくり。だって結局は人間関係の話なわけだし、きっと様々な角度で誰の心にもハマるはず。

これはHuluで見れますよ！絶対字幕でね！！