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メラメラ女子のブログ

【ちびまる子】『永沢君』おすすめするから読んで欲しい。

 

前代未聞というほどじゃないのかもしれないがアニメのサブキャラを主人公としているマンガなんて非常に粋じゃないかと思う。

まして"彼"を取り上げるなんてさくら先生は本当に偉大だ。

そう、人類史上初、玉ねぎ枠でアカデミー賞助演アニメキャラ男優賞を受賞したのだから。

彼は文字通り"世界のNAGASAWA"だ。

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本作は永沢君が中学生になってからの話が取り上げられている。

だからまる子やらたまちゃん、ましてやみんな大好き友蔵が全く出てこないのは言うまでもないのだが、花輪くんは割と出演しているというバランス感になっている。

そして永沢君の相棒、藤木はやはり今回もいい味出しているし、心なしか唇の色も改善している気がする。しかし中学生になっても2人はやはり迷走している。

不良の平井君にあろうことかウザ絡みした永沢は平井君に「なめんなよ、タマネギ野郎」とぶん殴られる名シーンがこれまたたまらん。みんな言えずにいた「タマネギ野郎」の一言を平井君が鮮やかにパンチという一撃も添えて代弁してくれているのだ。

しかしさすがは世界の永沢。そんなパンチと「タマネギ」という悪口では懲りない上に、平井くんに憧れちゃうという謎展開に。

「なぜそうなる????」と大量の?マークを生み出せるのも"世界の永沢"であるが故になのかもしれない。

そして相棒・藤木と一緒に眉毛を全剃りしてみたり、永沢母のカーラーを拝借してえせパーマを演出してみたりとお腹いっぱいになるほどの大盤振る舞いがこれでもかってほど詰まっている。

しかし彼らももう中学生だ。

恋愛の一つや二つ嗜んじゃっているのかと思いきや。びっくりする程斜め45°的解釈をするひねた彼らは切なくなる程美人の同級生とすれ違うという、ちびまる子では味わえなかった恋愛的もどかしさをなんとこの『永沢君』で味わうことができる。

 

ま、玉ねぎ枠のアカデミー賞助演アニメキャラ男優賞なんて存在しないけど、それに相応しいやつなんて彼しかいないよねっていう話です。