【コンビニ人間】読書する理由に考えてみた。
どうもどうも。
今日も13時から16時まで寝て絶望起床した系ブロガー・min です。
今回は私が本を読み漁る理由について考えてみた。
そもそも私は読書が好きだ。
小学1年生のときに「エルマーのぼうけん」シリーズを読んだのが長編物語を読むきっかけになった。
家にたくさん本があるというわけではなかったが、よく休日や平日の夜には家族でブックオフと本屋さんをはしごする、というお決まりコースをよくやっていた。
本に触れる機会が単純に多かったのだと思う。
私が本を読む大きな理由は
魅力的な人に出会いたい、という気持ちが強い気がする。
特に小説を読む時はそういう出会いに期待する部分が多い。
だから自分が「いいな、この人好きだな」と思う人が出てくる作品は何度も何度も読み返し、
その主人公や「自分的ツボな人」を自分にインストールしようとするのだ。我ながら何とも変態的所業。うう。
だから今の私は様々な物語の主人公のエッセンスをふんだんに取り入れたハイブリットな存在であると言えるのだ。
今世紀最大の科学融合。
まぁようするに自他共に認める「変なやつ」になったのだが、自分の理想はまだまだ遠いものの何となく気にいってたりするんだなこれが。
であるから、今日読んだ「コンビニ人間」はなかなか共感できた。
コンビニ人間の主人公も、周りの人間を自分にインストールさせることで自分を社会(=コンビニ)に最適化させていた。
「自分というものがない」と言いながらも、ものすごくコンビニに執着とこだわりを持っている主人公。その不器用な姿に愛しさを感じたりもする。
コンビニという小さな箱の中で起こる小さな事件や人間関係から、主人公は自分が何をしていきたいのか、というものを見つけていく。
「自分のやりたいこと=周りから評価してもらえること」でないこともある世の中で、主人公の出した決断その後の行動にはどこか小さな「救い」を彷彿とさせる。
芥川賞を受賞した作品ですが、サクサクと読めて長編でもないので読書初心者さんにもおすすめ。