高い服を買ったはなし。

雨はひどいは流行り病はパンデミックだはでそろそろ世の終焉？と思うような世界で生きてる私と皆さん、お疲れ様です。

しかしまぁ自然の脅威は人間の消費活動をこれでもかって程妨げてくる。物欲はむくむく沸いてくるが、なかなか買い物に出かけることができなくなった人間は一体どういう行動に出るかというと、ネット通販に頼るようになるのだ。勿論私も例外ではない。

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人と自分の持ち物が被りたくないけど、ファストファッション信者である私が最近、1着¥17000ぐらいするワンピースを買った。買ってしまった。しかも手作りの一品。花を模したレースがあしらわれていて超可愛いのだが、基本ユニクロとかGUの服に身を包み、がんがん洗濯機にほりこんで厳しく洗っている私にはこんな繊細な洋服の扱いがさっぱりわからない。歩き方もなぜか不自然になるし、洗濯の仕方も何？お洒落着洗濯？しないといけないし。本当に気を遣う。しかし高い服を着ると、化粧もちゃんとしようとか『この服着てどこかに行こう』と前向きな面持ちになるので、気持ちがしゃきりとする。そういう意味では、人生におけるメリハリスイッチとファッションはなり得るのだなと実感。適当な服ばかり着てちゃいかんということだ。

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疫病と自然的脅威により、特にやることのない人類の皆さん。高い服を買ってみましょう。"高い"というのは人それぞれの値段で問題ないと思う。自分が「高い服着てる」っていう感覚が大事なのだ。その緊張感が浮遊感となり、生活の中で重力をそっと軽くしてくれる。そうすれば自然と足取りが軽くなり、コから始まってナで終わる疾病とか、この旧約聖書的豪雨をやり過ごせるのだろう。私はファッションに可能性を感じている。いぇい。