【(仮)何度も読み返す本シリーズ】アメリカのteen必読的book『アラスカを追いかけて』読んで感想書いたらシリーズ化を思いついた話。
アメリカの青春小説、『アラスカを追いかけて』(著者:ジョン・グリーン)を読みました。
今回で3回目。なかなかに読み込んでいます!
同著者の日本でよく知られている作品と言えば『きっと、星のせいじゃない』(The fault in our stars)ではないでしょか。
これも高校生もの、通称「青ハル」ものなんですけど。
こちらについてもまた別でご紹介したいと思います。
いったん『アラスカを追いかけて』戻りましょう。
※以下あらすじとか
「いろんな人の最後の言葉」を覚えることが趣味な主人公マイルズ(あだ名:太っちょ)がカルヴァー・クリーク高校に転校し、同じルームメイトととなった天才理系、チップ・マーティン(大佐)、超絶魅力的秀才女子のアラスカと出会うことで物語は始まります。
いやー、アメリカの高校って日本と全然違う。
未成年なのに平気で飲酒および喫煙したり、全くシャレにならないいたずらをぶちかましたり。
「はちゃめちゃしかないんかい!」っとつっこんだと思えば、主人公(マイルズ)が素敵女子(アラスカ)に月の下の芝生の上でカート・ヴォネガットの本の朗読をしてもらうとかいうドラマチックぶっ込んできたり。
テスト期間にみんなでオンボロ車に乗ってマクドナルドに行き、芝生でポテト囲みながらテスト勉強したり。
日本とは違う青春、あっちではブルースプリングとでもいうのでしょうよ。
日本だと未成年の飲酒とかってイタい、というかイキってる感がどうしても出てしまう。
しかしアメリカのボーイ&ガールだとそれがないんだ。なぜその行いがいい感じにキマってしまうのか。
多分ギャップな気がする。日本だと飲酒する未成年の女子はガブリエル・ガルシア=マルケスとかカート・ヴォネガットの本読んだりしない。そんな子いたらフィクションだ!(←あ、アラスカもフィクションかww)
だから未成年の飲酒はいけません。だめ、ゼッタイ。
そんな感じで前半は主人公の新たな環境、人間関係の中での生活中心が描かれています。
(いけてない系主人公マイルズがいけてる系超魅力的ガールのアラスカにめちゃくちゃ惹かれていくっていうのはお約束なのであえて言いません。)
後半から物語は本当の意味で動き出します。
どう動き出すのか、それを言うとネタバレになってしまうので。。
なんとなく表現するとすれば。
主人公たちは、大人になります。
(↑我ながらものすごく誤解を生みそうな表現。)
題名の伏線回収となる。とでも言っておきましょう。
やはり青春の輝きの代償としての痛みってあるんだなぁと。
輝けば輝くほど影も濃く、
楽しければ楽しいほど別れが辛くなる。
うん、自分の高校時代を思い出す。(私は女子校だったのでまた違った種類の青春でしたが)
私がこの本を読み返す理由は青春の胸の痛みを思い出したい!とかいうある種のMな心境からではなく、
シンプルにアラスカが大好きだからです。
折に触れて会いたいなぁと思う子なんです。
アラスカからたくさん影響を受けました。
(アラスカに出会うまでカート・ヴォネガットなんて知らなかったし。)
「迷ってもとりえず突っ走ろう!」なんて思うようにもならなかった。
アラスカのエネルギーにいつも引っ張り上げられます。
他にもたくさん読み返す本はありますが理由は全て同じ。
「会いたいなぁ」
たくさん読み返す本シリーズでブログ書くのも面白そうだなぁ。。
『アラスカを追いかけて』の映画をHulu限定で公開するとの情報があるので、もしその情報が本当できちんと見れたら感想を書き書きしたいと思います。
あとがき
にしても、著者のジョン・グリーンさんは男性ながら魅力的な女子を書くのがうまい。私は「アラスカを追いかけて」の他に2冊読んでいるのですが、どれも女子がそそられるほど素敵。
ジョン・グリーンさんのタイプの女の子像なのかしら?