マイ・インターンを見た。
そういえば、プラダを着た悪魔を見たのは高校生の時だった。TSUTAYAでDVDを借りて夜な夜な見たなぁというのが今思うと懐かしい。
そんなプラダを着た悪魔の続編だと勝手に勘違いしていた、マイ・インターンをやっとこさ見た。
(ピンタレスト)
何ていったってロバート・デ・ニーロなわけだ。
シニア・インターンなる制度にてアン・ハサウェイがボスの会社で働くようになるのだが、デ・ニーロやばい。超紳士。さり気なく周りに気を遣うことができるし、歳上だからって決して威張らない。すごくできた人物役をデ・ニーロは演じていて、それがハマっていたなと。
こういう映画を見ると、明日に夢いっぱい希望いっぱいの新入社員は「こんな上司に巡り会いたい」という澄んだ眼差しで社会へと繰り出して来そうで不安になる。デ・ニーロと真反対のおっさんが圧倒的多数につき、社会は八方塞がりになってしまっているという事実を目の当たりにし、やさぐれないことを心から祈るばかりだ。
まぁ昨今の政治家の汚職とかをワイドショーでばんばん見せられているだろうから、ある程度の耐性はついていると思うが。
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にしても、この映画は自分の人に対するリスペクトのあり方とか接し方とか考えさせられるなぁ。
自分に余裕がないと人に優しくできないという最悪の傾向がある私は見ていて「あぁぁぁぁ、私ってなかなかにゴミかも」って思わせてくれる貴重な映画だと思う。
ちょっとよくない自信を蓄えてしまっているときは、それをしょっぴくべくこの映画を見たら良いのかもしれない。