【国家試験】社会福祉士国家試験と社会福祉士について簡単にまとめてみた。
来たる2月2日、国家試験を受けてきた。
どうもどうも、minです。
この日曜日、待ちに待った社会福祉士の国家試験だったんです。
結果は今日、自己採点でなんとなく出します。概ね6割以上取れていたら合格とのことなんですが、果たして私は取れているのでしょうか。
ドキドキですね!
できなさ度はいつも受けてきた模試と同じくらい。余裕ではないのだが受かっているかいないかのギリギリのラインだと絶賛予想。
ええ、こんな軽ーく言っていますが相当ビビっている所存です。
そんな今日は、社会福祉士国家試験および社会福祉士について簡単にご説明したいと思います。
社会福祉士国家試験ってどんなの?
・試験範囲と試験について
試験範囲は共通科目と専門科目に分かれおり一問一点で150問。
(共通科目は精神保健福祉士も問題が同じ。後に詳しく触れる。)
共通科目が午前中に行うテストで試験時間は10:00〜12:15の135分間。
テスト科目は
・人体の構造と機能及び疾病 7問
・心理学理論と心理的支援 7問
・社会理論と社会システム 7問
・現代社会と福祉 10問
・地域福祉の理論と方法 10問
・福祉行財政と福祉計画 7問
・社会保障 7問
・障害者に対する支援と障害者自立支援制度 7問
・保険医療サービス 7問
・権利擁護と成年後見制度 7問
この11科目で問題数は83問。
専門科目は午後からで時間は13:45〜15:30までの105分。
・社会調査の基礎 7問
・相談援助の基盤と専門職 7問
・相談援助の理論と方法 21問
・福祉サービスの組織と経営 7問
・高齢者に対する支援と介護保険制度 10問
・児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 7問
・就労支援サービス 4問
・更生保護制度 4問
8科目で67問。
合格ラインは6割取得のの90点あたりなのだが、足切り制度が設けられており、1科目でも0点を取ると合計点が90点以上あったとしても不合格となる。
かなり幅広い知識が求められる試験構成。
また、共通科目の意味するところは、精神保健福祉士の国家資格でも同様の試験を受けるから。
精神保健福祉士資格取得済みの者が社会福祉士の国家試験を受ける場合(またはその逆も然り)は共通科目は免除となる。その分の試験料も免除!
毎年平均4万人ほど受験しているが、合格率は概ね30パーセントと決して多くない。
社会福祉士ってどんな仕事しているの?
・そもそも社会福祉士とは
「福祉系では、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士と並ぶ名称独占の国家資格。」(Wikipediaより)
名称独占とは、社会福祉士でない者が社会福祉士と名乗ると罰則があるが、社会福祉士の資格を持っていなくても、社会福祉士の業務を行うことはできる。
対して医者や看護師は業務独占になる。(医者や看護師でない者が医療行為を行うと罰則)
・業務内容と働きの場は?
主にクライエントの相談支援業務を行う。
相談支援業務とは、クライエントと面談をしクライエントが今何で困っているのかを聞く。その上でクライエントに必要な制度の組み合わせや施設を考え繋げていく。
クライエントとなり得る人
・高齢者
・児童
・母子家庭・父子家庭
・障害者
・病院で治療が必要な人
・低所得者
・ホームレス
・認知症患者
・外国国籍の者
・罪を犯した者
・いずれかに該当する者の家族
具体的な職場
・高齢者施設(特別養護老人ホーム・デイサービスなど)
・更生保護施設
・救護施設
・病院(急性期・回復期など)
・市役所
クライエントの対象がかなり多岐に渡るため、職場の選択肢もとても多い。
市役所などは公務員に当たる場合があるので社会福祉士の資格を持っていても公務員試験を受けなくてはならない。
また、社会福祉士の資格を持っていたら自分で福祉系の施設を立ち上げることもできる。
社会福祉士の資格を持っていなくても社会福祉士の業務を行えるのだが、MSW(メディカルソーシャルワーカー)は異なる。資格を持っていないと診療報酬にて算定できないので資格は必須になる。(しかし病院による)
まとめ
・社会福祉士の国家試験範囲は広い
・職域の幅も広い
つまり、福祉業界においてやりたいことが決まっていないとかなり迷う。
しかし逆に考えると、選択の幅が大変に広いのでいろんなことに挑戦できる。
(特に社会福祉士は広すぎるくらいに広い。)
職場選びをミスってしまっても、資格を持ってたら簡単に辞めて次の職場を探せる。
そういった資格独特の強みを活かしながら、本当に自己実現できる場を探すというのはベストオブベストでしょう。